3. 死後の世界のあかし ・・・ ニューエイジ・仏教哲学の間違い、 死人のよみがえり



  (1) ニューエイジ的世界観、仏教哲学的 世界観 の間違い:


  ニューエイジ・ムーブメントとは、本当の神であるキリスト抜きで、人類の幸せを追求しようという思想的潮流です。(19世紀ヨーロッパでは合理主義とともに、オカルティズム、スピリチュアリズムの復活)
  cf. ⇔  聖書的な「天の王国(天の御国)」とは、の臨在そのものです。 キリストが「王の王、主の主」です。 そして、の臨在のない天国というものは存在しません。


  オーストリアの思想家 F.カプラが、ニューエイジの理論的根拠として、その著書”タオ自然学”で述べているのは、量子力学の”意識論解釈”から、ヒンドゥーのブラフマン、仏教の合一性と相互作用、陰陽思想、禅 などの、「非キリスト」的な世界の思想をまとめて説明しようとしているものです。 それによると、ユングが言ったように、人類は 各人の意識の下に、世界共通の”集合的無意識”が存在することを言いたかったようです。

  

  はたして ”意識”の要素は、物質の世界に、究極的には ミクロの世界の 量子力学的な決定機構に、何らかの影響を与えるのでしょうか?
  1989年ノーベル賞物理学者ブライアン・ジョセフソンは、晩年、このオカルト的な研究に没頭しました。 それは、彼自身が、電子回路の小さな電流値が人の意識によって変動を受けるか、といったような興味深い実験を行い、 さらに、心理学などの分野に公的に報告された実験群(実験325、論文152)を統計処理したものです。 しかし、これと言って特徴的な結果は得られず、そのためデータのメタ解析に頼らざるを得ず、若干有意な結果が認められる、という程度の事を導いたにすぎません。
  すなわち結果は否定的で、 ”人の意識”はほとんど何も”物体”や”他人の意識”に遠隔的に影響を与えることはない、というものでした。 (まさに”気のせい”レベル ・・・ 微妙に変わったような気が ・・・・・ それはきっと”気”のせいだよ)( → 2) 意識論解釈

  普遍的な物理法則としての”以心伝心”というものは存在しません。 (ドイツ人は日本人には”腹芸”という一種のテレパシーがあると考えている? ・・・ ”あいつは空気を読まん奴だ” もしあるとすれば、霊的なものが介在している場合に限ります。 ( ・・・・ 上司がアホだとか悪口を言うと、なぜか後ろで腕を組んで立っていませんか?

   「王をのろおうと、ひそかに思ってはならない。寝室でも富む者をのろってはならない。 なぜなら、空の鳥がその声を持ち運び、翼のあるものがそのことを告げるからだ。」(伝道者の書10:20)



  仏教哲学も、元々 ブッダが考えた一つの哲学に過ぎなかったのが、各国に伝わり、唐の時代の中国では、民衆受けのよい”作り話”の宗教に成り下がってしまいました。 唐の時代の中国における仏教の教理は、お世辞にも徳のあるものとはいえず、現在も お経の内容は 果てしない作り話であり、皆 その意味を知らされずに有難がっているのです。 ( ・・・ これを、”知らぬが仏” と言う?) こんなものを いのちをかけて海を渡った空海が心酔しただろうか? 会昌の廃仏は 仏教徒の脱税者が多いから行われた。
  日本は大乗仏教になったとはいえ、徳のある部分は「聖書」からの転用部だけです。(世尊布施論 = マタイ6章) ただしこれだけでは永遠のいのちに至る「救い」の部分を欠いています。


  また、仏教哲学の思想、”転生輪廻”などは、物理学的にはナンセンスです。 なぜなら、すべての物質は 時間とともに、エントロピーが増大する(=乱雑になる)方向にしか行かないからです。万物は、時間とともに混じり合い、個性を失い、疲弊し、廃れていくものです。  ・・・ の形象:   → 0 (x → ∞)
  死んだら、何かに生まれ変わる ということはありません。一度きりの人生です。

    ・・・・・ 仏教哲学に基づく 楽観的な死後観が、日本に自殺が多い原因ではなかろうか? 因みに、自殺の霊は 思いではなく、言葉によって自殺するように語りかけます。これは悪霊が神(=言葉の神)の真似をしているからです。(サタンは「愛」については真似できません。 また殺すだけで、「創造性」はありません。)


   「盗人が来るのは、ただ盗み、殺し、滅ぼすため。 しかし、わたし(主)が来たのは、羊がいのちを得、 また いのちを豊かに持つためです。」(ヨハネ10:10)


  今の宇宙が存在するためには、世の初めの起点 というものが存在しなければなりません。 しかし、ビッグ・バン説や進化論は それらの理論が絶対にあり得ない、というほどの時間的な無理があります。 宇宙の年齢レベルの100億年かかっても、単細胞生物のDNA一つできません。 どうしても、ある『サムシング・グレート』という知的な全能者が 初めに存在しなければならないのです。
  万物が形作られるためには、DNAの4つの塩基や コンピュータのプログラムのような、「言葉(ロゴス)」が まず初めになければなりません。 この 源泉性が最も高い、エントロピーが 0 の状態から、万物が発生していった、と考えるのが自然です。 混沌としたものから、規則性のあるものは生まれません。


  そして、「神のことば(ロゴス)」とは、「キリスト」です。 神ご自身は、永遠に生きておられるお方です。 創造・再創造(奇跡)のわざを、言葉を通して行われます。 (ヨハネ1:1、創世記1:3) 主が語った言葉が、そのように成就していきます。これが再創造についての霊的法則です。(マルコ11:24、イザヤ55:11)
  万物はキリストによって造られ、キリストのために存在し、キリストにあって成り立っています。(コロサイ1:16、17)
    ・・・・・ 主は、 自然対数の底 e のようなお方です。   永遠に続く「いのち」の形象:   iθ = cos θ + i sin θ





  (2) 臨死体験による死後の世界観:


  ”臨死体験”と一概に言っても、世の中に出回っている情報は、仮死状態からの蘇生の場合がほとんどで、脳生理学的に説明のできる幻視・幻聴などが多くの部分を占め、全く、信憑性に欠けます。
   ( ・・・・・ ”光のトンネル”、”暗く温かい所”、”空を飛ぶ”など、大体ワンパターン。 死の苦しみから分泌される βエンドルフィンの影響で見える幻覚。

  また、キリスト教関係の”天国・地獄の見聞録”も、うそをついていたり、無意識に聖書等の記憶が出てきたり、にせの霊の影響、憑依・トランス状態(*、**)などによるものが多く、これまた注意が必要です。


  * 催眠術(かかりやすい体質の人は2割くらい、催眠術師は予備催眠で選抜し 本催眠で皆に演示する。)は次のようなメカニズムによって行われます。 比較・判断・次の行動決定を担う大脳の46野(前頭葉にある 意思決定のセンター)が 主にノルアドレナリン受容体の神経細胞でできているため、この覚醒・興奮作用にかかわるノルアドレナリンが(安静・リラックスにさせる指示によって)切れると、その活動を著しく低下させ、聴覚などからの信号が46野を素通りして直接、運動野・感覚野などに達し、簡単に外部からの指示に従うようになります。(by.澤口 北大助教)
  特に、この状態で 外部からの指示が、人からではなく、波長が合った 霊が直接語るとき、霊的影響下の状態、憑依現象、分裂症(統合失調症) などとなります。 霊は目に見えないので、あたかも その人自身の人格が分裂したように見えますが、実際は その人を支配しようとする悪霊が語りかけています。

  ** 薬物の影響として、LSD等は幻覚剤として有名ですが、昔から 世界中の宗教儀式においていろいろな薬物が用いられてきました。 伊勢神宮(昔は天皇家のみ参拝)等の神社のしめ縄には大麻(タイマ、神主が振る大麻(オオヌサ))が用いられ、当然 大麻草の煙の吸引も行われてきたことでしょう。  シャーマニズムや アニミズムで示された”託宣”は 怪しいものだらけです。
  ・ 19世紀イギリスのウェスコット(聖書 改悪訳(ネストレ・アランドの元訳)、ニューエイジ運動の発起人、降霊術)はアヘン中毒で死亡、 ・ ヒトラーは 禁煙したが、そのかわりに医師モレルによって大量の覚せい剤投与により 誇大妄想、戦争の拡大、戦略ミスによる大敗、 ・ アインシュタインは 米国における後半生はヘビースモーカーで 不毛な研究生活だった。  ・・・・ 脳報酬系に薬物という”偶像”が入ると、霊的にますます悪くなります

  cf. ⇔  「聖霊は、愛と 力と 慎みの霊(ジェントルマン、 of sound mind.(正気、健全な心))」(Uテモテ1:7) とあるように、 聖霊様は強制的に憑依するようなことはなく 紳士的に語られ、また 節度ある健全な精神状態で 語られます。 (恍惚状態はめったにない。 「モーセの霊を取って70人の長老に与えた。・・・恍惚状態で預言した。しかし それを重ねることはなかった。」(民数記11:25))



  したがって、本当の臨死体験を知るには、一度、完全に死んだことが明らかであり、そこから生き返った、というあかしが必要です。 それに十分答えられるのが、一連の ジョセファット・ガジマ師による 「死人の生き返りのミニストリー」です。(タンザニア、2012年には400人以上生き返った) 生き返った人にたましいに記憶(*)がある場合、死後の世界を証言してくれます。 (今までの中で、生き返った死者の死んでからの年数は 最長13年。 スルメ状のミイラになった状態からも生き返りました。↓)

   ・・・・ * 記憶のメカニズムは、物理的な脳細胞によるものをはるかに超えているようです。(人は、「霊、たましい、体」の三重構造(Tテサロニケ5:23))


   「病人をいやし、死人を生き返らせ、らい病人をきよめ、悪霊を追い出しなさい。」(マタイ10:8)  ・・・ カリスマを認める教会でさえも、この「死人を生き返らせ」を説教者は飛ばします。しかし、癒しと悪霊追い出しと並べて書かれてあります。 イスカリオテ・ユダでさえも他の弟子たちに混じってこの働きをしていました。

   「そして、多くの人々の墓が開き・・・」 聖書では、”霊”と言ってはいません。また 1、10、100程度ではなく、「多くの」「(bodies)」と言っています。 「多くの人々に現れ」て、10年前に死んだ人も家に帰ってきました。 (マタイ27:51)

   「死人が 神の子の声を聞く時が来ます。 今がその時です。 聞く者は生きます。」(ヨハネ5:24)  ・・・ これは霊の「救い」のみならず、実際的な死人にも適用されるべきみことばです。







  すると、その証言がショッキングでした。

  ノンクリスチャンのままで死んだとき、ハデスで拷問を受け 痛いということでした。 生き返ったある少女は、生き返ったとき痛くて泣いていたそうです。 またある女性は、ハデスの悪霊どもに 魔術的な行為をするよう強制させられていたそうです。
  たくさんの証言がありますが、確かに、聖書の記述の通りに、ハデスという地獄(これでもまだ本当の地獄ではない)が存在し、そこで獄吏が生前の罪に応じて拷問を加え続けている、という共通したものです。 ある知っている元政治家の人がいて、その状態はひどいものだったそうです。


  「戻ってこい」という声を聞いた人々は、はるか上のほうで、光り輝く2人の御使いが ガジマ師とともにいるのが見えました。
  生き返ってこの記憶が少しでもある人たちは、皆、当然のこととして、イエス様を救い主として受け入れました。  (→ 死人の生き返りの奇跡、 ガジマ師聖会のあかし )


  * タンザニアは イスラム教が強く、また魔術も盛んな国なので、それに対抗するために 神様はこのように多くの蘇りの奇跡を起こしてくださっている と思われます。
   よみがえった人々は実際の所、家族に気持ち悪がられることもあり、ネーマという少女は ガジマ師の教会に住んでいるそうです。 ( ・・・ 10年前死んだ人が 雨の日の夜に帰ってきた!?)


  (* 癒しの器 メル・ボンド師も、メキシコやコスタリカで5人以上の死人のよみがえりが起こったそうです。 また中国奥地などあまり知られないところでもよく起こっているそうです。)





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